こんなお悩みありませんか?
「避妊の不安から解放されたい」
「パートナーと話し合った結果、選択肢として考えたい」
「でも、手術って怖い…本当に安全なの?」

パイプカットとは?

パイプカットとは男性が行う避妊手術で、
精管結紮術(せいかんけっさつじゅつ)とも呼ばれます。
手術では、精巣で造られた精子が流れる精管を切断するあるいは縛り、精液中に出てこないようにします。
パイプカットを行えば、精子が体外に送り出されないため、ほぼ100%の確率で避妊可能です。一般的に、パイプカットは全身麻酔ではなく切開する部分の局所麻酔で行われ、日帰りもできます。
術中の流れを解説するので、「どのような方法かわからないので手術を決断できない」と不安な方は参考にしてください。
手術時間わずか20分程度で終ります。
望まない妊娠に悩む方の選択肢のひとつです。

まずは無料カウンセリングも可能です。
- 「性欲や勃起力、射精感は変わってしまう?」
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いいえ、医学的に変わりません。
パイプカット手術後も、性欲、勃起力、射精時の快感に変化は一切ありません 。これは、手術の仕組みを理解すれば明確です。パイプカットは、精子が通るための管である「精管」のみを切断・結紮する手術です 。一方で、性欲や勃起を司る男性ホルモン(テストステロン)は、精巣で作られた後、「血管」を通じて全身に運ばれます 。手術ではこの血管には一切触れません。同様に、勃起に関わる神経も温存されるため、勃起力が低下することはありません 。射精の感覚も、精液が放出されるという物理的な現象に変わりはないため、快感が損なわれることはありません 。
「望まない妊娠をさせてしまうかもしれない」という精神的なプレッシャーから解放されることで、性行為への不安が少なくなり、パートナーとの関係がより良好になるケースもございます。
一般的には、性的な満足度が向上したりするケースが多く報告されています 。
特に30代から40代は、年齢的に男性機能の変化が現れ始める時期と重なるため、手術の影響と誤解されることがありますが、直接的な因果関係はないことが医学的に証明されています 。 - 「射精はできなくなる?見た目は変わる?」
-
射精はでき、見た目も量もほぼ変わりません。
手術後も、射精はこれまで通り起こります。精液の見た目や量も、ほとんど変化を感じることはありません 。
精液の成分のうち、精子が占める割合は全体の5%未満に過ぎません 。精液の大部分(95%以上)は、精嚢や前立腺から分泌される液体で構成されています 。パイプカット手術は精子の通り道を遮断するだけで、これらの精液を産生する器官には何の影響も与えません。
したがって、射精される精液から精子がなくなるだけで、その変化は顕微鏡でなければ確認できないレベルです 。量や色、粘度といった見た目の変化はほとんどなく、射精という行為自体は術前と全く同じです。 - 「手術は痛い?」
-
専門的な麻酔で、痛みはほとんどありません。
デリケートな部分の手術であるため、痛みを心配されるのは当然のことです 。当院では、患者様の身体的・精神的負担を最小限に抑えるため、痛みの管理を徹底しています。
手術は、局所麻酔を使用して行いますので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません 。術後、麻酔が切れた後も、痛みは軽度の鈍痛程度で、処方する痛み止めで十分にコントロールできる範囲です 。通常、この痛みも数日で自然に和らいでいきます。
手術の流れ
ご来院からご帰宅まで約1時間。
当院のパイプカット手術は、入院の必要がない日帰り手術です。
手術自体は20分程度で終了し、ご来院からお帰りになるまでの全工程も約1時間と、お忙しい方でもスケジュールを調整しやすいのが特徴です 。手術当日の具体的な流れを説明します。
ご予約いただいた時間にご来院ください。受付にて、事前にご記入いただいた同意書などの必要書類をご提出いただきます 。その後、医師が改めて手術内容についてご説明し、最終的なご質問がないかを確認します。
プライバシーの保たれた手術室へご案内します。手術着に着替えていただき、手術部位の剃毛など、必要な準備を行います 。リラックスしてお待ちください。
手術室へ移動し、まず局所麻酔を行います。麻酔が十分に効いていることを確認してから、手術を開始します 。手術時間は通常15~20分程度です 。手術中は痛みを感じることはほとんどありませんので、ご安心ください。
手術終了後、少しの間お休みいただきます 。その間に、看護師から術後の過ごし方、お薬の服用方法、そして最も重要な精液検査について詳しくご説明します。
体調に問題がないことを確認した後、お会計を済ませてご帰宅いただけます 。麻酔の影響などを考慮し、当日はご自身での車の運転はお控えいただき、公共交通機関をご利用になるか、ご家族に送迎を依頼されることをお勧めします。
料金:198,000円 (税込)
上記料金に含まれるもの
- カウンセリング料
- 手術費用
- 麻酔費用
- 術後の内服薬・軟膏など
- 術後の精液検査費用 (1回分)
- 術後の検診・再診料
術後すぐの過ごし方(2~3日間)
- 活動: 激しい運動や重い物を持つ作業は避け、できるだけ安静にお過ごしください 。
デスクワークなど、身体に負担のかからない仕事は翌日から可能です。 - 入浴: シャワーは手術の翌日から可能です。湯船に浸かるのは、傷口の状態が落ち着く約1週間後からにしてください 。
- 痛み・違和感: 術後に軽度の腫れや内出血、鈍い痛みが出ることがありますが、これは正常な経過です。
処方された痛み止めを服用することで対処できます。
通常の生活への復帰(約1~2週間後)
- 活動: ほとんどの日常生活や軽い運動は再開できます。
- 性行為: 痛みや違和感がなければ、性行為も約1~2週間後から再開可能です.
【最重要】
精液検査で「無精子」が確認されるまで、必ず避妊を続けてください。
パイプカットの避妊効果は、手術直後から得られるわけではありません。
※手術で精管を遮断しても、それより先(精嚢や前立腺側)には、術前に作られた精子がまだ残っています 。
これらの精子がすべて排出されるまでは、妊娠させる能力が残っています。
残っている精子をすべて排出するには、個人差はありますが、通常15~20回程度の射精、期間にして約1~2ヶ月が必要です。
この期間が経過した後、必ず精液検査を受けていただきます 。この検査で、精液中に精子が一体もいない状態(無精子状態)であることが確認できて初めて、手術の成功となります。この確認が取れるまでは、必ずコンドームなど、従来の方法で避妊を継続してください 。
その他ご質問
- 手術を元に戻すことはできますか?
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パイプカットは、永続的な避妊方法とお考えください。精管を再びつなぐ「精管再吻合術」という手術は存在しますが、非常に高度な技術を要する顕微鏡下手術であり、高額な費用がかかります 。また、手術が成功しても、妊娠させる能力が完全に戻る保証はありません 。将来、少しでも子どもを望む可能性がある場合は、手術を受けるべきではありません。パートナーと十分に話し合い、将来のライフプランについて確信を持ってからご決断ください。
- パイプカットで性病(STD)は防げますか?
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いいえ、防げません。パイプカットはあくまで「避妊」を目的とした手術であり、精液中に精子をなくすだけです。HIVやクラミジア、梅毒といった性感染症(STD)を防ぐ効果は一切ありません 。不特定のパートナーとの性交渉など、性感染症のリスクがある場合は、必ずコンドームを使用してください。
- どのようなリスクや合併症がありますか?
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パイプカットは非常に安全性が高く、合併症の発生率が低い手術です 。しかし、どのような外科手術にもリスクはゼロではありません。ごく稀に、術後の出血、血腫(内出血による血の塊)、創部の感染などが起こる可能性があります 。また、非常に低い確率(1~2%)ですが、慢性的な痛みが残るケースも報告されています 。当院では、身体への負担が少ない先進術式を採用することで、これらのリスクを最小限に抑えるよう努めています。
- パートナーの同意は必要ですか?
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法的に独身の方に同意書を義務付けるものではありませんが、当院ではこの決断がパートナーとの共有された理解の上で行われることを強く推奨しています。ご結婚されている方については、ご夫婦の将来に関わる重要な選択であるため、ご本人と配偶者双方の署名が入った同意書のご提出をお願いしております。
- 手術の成功率はどのくらいですか?
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術後の指示を正しく守り、精液検査で無精子であることが確認された場合、妊娠を防ぐ成功率は99.8%以上と報告されており、最も効果的な避妊法の一つです 。極めて稀ですが、一度切断した精管が自然に再開通してしまう可能性が約2,000分の1の確率で報告されています。



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